透析室のご案内

当院における透析治療の特長

  1. オンラインHDF
    透析室では機械を使って血液を体の外に取り出し、ダイアライザーと呼ばれる透析器(腎臓の代わりをする人工半透膜)で余分な水分や老廃物を除去し、きれいになった血液を再び体内に戻す「血液透析」を行っています。
    血液透析は血液透析(hemodialysis : HD)と血液流過透析(hemodiafiltration: HDF)に大きく別けられ、近年では透析液を清浄化し、補充液として大量に使用するオンラインHDFが普及しています。
    オンラインHDFは従来では難しかった大きい分子量の毒素を効率よく除去でき、かゆみ・イライラ感・骨関節痛・レストレスレッグ症候群などの諸症状の改善、長期合併症の予防、生命予後の改善などが期待されています。
    当院では、透析を行う装置であるコンソールのすべてで、オンラインHDFに対応しております。

  1. シャントエコーによるシャント管理
    血液透析では、十分な血液の流れを体の外に出して治療を行う必要があります。
    そのために、手術で動脈と静脈をつなぎ合わせ、静脈にたくさんの血液が流れるようにした血管を「シャント」と言います。
    シャントは透析をするために不可欠なもので、透析患者さんにとって命綱ともいえるものです。
    当院では、県内の透析室では、早い時期からシャントエコーを導入しました。
    透析室に、エコー装置を2台設置し、透析に習熟した技士が、穿刺の難しい血管の場合は、エコーで血管内の様子を見ながら、穿刺を行ったり(エコー下穿刺)、シャントトラブル時には、その場でエコー検査を行い、その原因の早期発見に役立てています。
    また、必要に応じて、シャント治療専門の病院と連携しシャントの管理をしています。
    シャントエコーによるシャント管理
    シャントエコーによるシャント管理
  1. Future Net(フューチャーネット
    透析管理システム(透析専門の電子カルテ)である、Future Netを導入し、院内システムとも連携することで、患者さんの細かな症状の変化などを記録し、より安全な透析を提供できる環境整備を作っております(Future Netを利用した 透析の流れは、以下の通り)。
フューチャーネット・ウェブシステム_イラスト

透析環境

透析を受けられる場合、週3回4時間は透析室で過ごすことになります。そのため、当院では透析室の環境に力を入れています。
当院の透析室は、明るくて清潔感が保たれています。柱が一本もない造りをしており、大変広々としています。
ベッドの間隔も大きくとっており、ストレスなく透析を受けることができると思います。
また、無料のテレビ・Wi-Fiも完備しています。

隔離室は、2室用意しております。
新型コロナなど感染時には、感染防御をしながら、ここで、透析を行います。

透析患者さんのタクシー送迎サービス

透析患者さんには、タクシーを利用した送迎サービスを行っています。
タクシーでの送迎は、送迎バスでの送迎に比べて下記のようなメリットがあります。

タクシーでの送迎送迎バスでの送迎
自分の都合のいい時間にタクシーを呼ぶことができるので、時間のロスが少ない。バスが自宅に来る前に、外で待つ必要がある。
道が混むと、待ち時間も長くなる。
透析終了後、帰宅するときにも、同乗する他の人を
待つ必要があるため、時間のロスが大きい。
クリニックに直行できるので、最短の時間でクリニックに到着できる。透析患者さん全員をバスに乗せた後に、クリニックに
向かうので、特に最初に乗った人は、到着するまで、
大回りすることになる。
帰宅するときも同様。
一人だけ乗車するので、感染リスクが低い。車内に複数の患者さんが乗り合わせることになり、
感染リスクが高くなる。

タクシーのご利用にあたって

タクシー代は片道1,650円まで、クリニックが負担しております。1,650円を超える場合は、誠に申し訳ございませんが、差額分は自己負担とさせていただいております。
浦添市内や、宜野湾市の南側、那覇市新都心まででしたら、1,650円以内で間に合います。

タクシーの乗車が自分ではできない方(例えば、車いすの方など)や、送迎に介護を必要とされる方は、車いす対応の介護タクシーを利用しています。

注意点

  • 介護タクシーの料金は、送迎運賃+乗降介助費用で成り立っています。
  • 送迎運賃は、片道1,650円まで当院にて負担いたします。
    乗降介助費用は、介護保険を利用してお支払いいただくか、自己負担となります。詳しくは、お問い合わせください。

透析患者さんの食事サービス

透析患者さんには、日替わりの昼食をご用意しております(1食:400円)
管理栄養士が献立を考案しており、安心して食事ができます。
また、季節や行事にあわせた多彩なメニューとなっています。

「温かい作りたての食事でおいしい」
「透析が終わってほっとしながら食べる食事が楽しみ」
「自宅でのメニューを作るときにも参考になる」

と、大変好評をいただいております。

1.食事について

当院ではお弁当ではなく、院内厨房で手作りの食事をご提供しています。
献立は、管理栄養士が作成しております。

2.作りたての美味しさ

温かいものは温かく、冷たいものは冷たく配膳。
作りたての美味しさにご好評いただいております。

3.栄養相談

院内には、非常勤の管理栄養士がおります。
透析治療中の食事に関するご相談など承っておりますので、相談希望の方はお気軽にスタッフにお声がけください。

透析時間

午前(8:15~)
午後(13:00~)×××

当院での透析をご希望の方へ

施設見学・透析の相談について

施設見学をご希望の方は、まずは透析室(098-875-7000)にお問い合わせください。
あらかじめ日時をお約束の上、院長との面談も兼ねて見学にお越しいただきます。
患者さん自身での施設見学が困難な方には、代理人(家族等)面談で対応しております。
ご相談ください。

透析が必要と言われたけど、わからないことばかりで不安という方も、ご相談ください。

臨時透析をご希望の方

臨時透析(旅行透析)の患者さんをできるだけ受け入れていますが、透析ベッド状況や新型コロナの感染状況により対応できない場合がありますので、まずはお問い合わせください。

臨時透析に必要な書類・持参していただく物

  • 健康保険証
  • 特定疾病療養受療証
  • 自己負担金(当日お支払いの場合)
  • 診療情報提供書
  • 透析経過記録のコピー(3枚)
  • 透析条件表
  • 止血バンド(2本)
  • フェイスタオル(1枚)
  • バスタオル(1枚)
  • イヤホン(TV鑑賞される方)
  • 内服薬
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